大学の産業医

大学の産業医

「大学病院の勤務医ほど過酷な労働条件を強いられている職は無い」といっては言い過ぎだと言えるでしょうか。つい最近も「夜勤明けの医師の手術の禁止」が、新たに法案として提出されたそうですが、まさに勤務医の現状が見過ごすことを許されない程に過酷であると言う事の現れだと言えるでしょう。今まさに大学に勤務する医師にとって最も必要な存在、それは「産業医」だと言っても過言ではありません。

これ程までに労働条件が過酷になった背景には、「国立大学の独立行政法人化」と言うものがあります。このことによって病院経営は厳しさを増し、人員の削減などが行われ、そのことによって残された医師たちへの負担が急増してきたのです。そして結果として「大学病院の教職員の自殺の増加」という、悲劇的な状況を呼び起こしてしまっているのではないでしょうか。


独立行政法人化後、人員が減っても補充されることのない状況が、ある一人の医師を追い詰めた実例があります。それは「突然の無断欠勤」という形を取って現れました。同僚の医師や看護師、家族そして友人たちと総出で行方を捜したのですが、彼の消息は全くつかめませんでした。

数日してふらりと彼は現れたのですが、その間の記憶を失っていました。どこをどう歩き、どこへ行って何をしていたのか全く思い出せないと言うのでした。そして彼が訴えたのは「それまでは二人で担当していた仕事が、人員削減のあおりを受けて自分一人に任されるようになったこと、特に一人で重要な判断を迫られることが辛かった」というものでした。


これは「産業医」と「精神科医」の分析で「抑うつ状態に伴う解離性遁走」と診断されました。彼の場合は自殺という最悪のシナリオを辿らなかったのは不幸中の幸いでしたが、こういう事態に至る前に「産業医」に相談さえしていれば未然に防げた事故であったのではないでしょうか。しかし実際には彼は「産業医」のもとへ訪ねることも無く遁走してしまったのでした。これには大学病院という職場の特殊性が起因していると言えるでしょう。

大学病院は教職員と学生が同じ組織内で働くという特殊な職場ですので、身近にいる学生達が先生の異常に気付いていたとしても言い出しにくい環境にあります。また同僚の医師同士にしても互いの状況を把握しにくい上、会社のような上下関係も曖昧なため気がついていてもアドバイスを憚られるという状況があるようです。


このような状態を改善していけるのは「産業医」以外には見当たらないのではないでしょうか。精神科だけではなく、カウンセラーや看護師等保健管理従事者たちとの連携を築き上げて行くことが「大学の産業医」に課せられた命題だと言えるでしょう。

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